指揮者紹介

鈴木 衛   

2012年に東京音楽大学指揮科を卒業。その後、上野学園大学にて学ぶ。指揮を広上淳一、下野竜也、汐澤安彦、田代俊文、三河正典、大河内雅彦、船橋洋介の各氏に師事。2017年4月より日本フィルハーモニー交響楽団にてピエタリ・インキネン氏のアシスタントを務め、インキネン氏が指揮をする公演に携わる。2016年より4年間にわたり京都市ジュニアオーケストラの副指揮者を務めた。千葉県船橋市で毎年開催されている「千人の音楽祭」には2019年と2020年の公演に出演し、グランドフィナーレ等のステージを指揮した。2014年と2015年には霧島国際音楽祭に参加し、高関健氏と下野竜也氏による指揮マスタークラスを受講。毎夏に静岡県のグランシップで開催される「音楽の広場」公演では、2012年と2013年の公演で副指揮を務めた。2012年にフィンランドのナーンタリで行われたヨルマ・パヌラ氏による指揮者講習会に参加し、最終日の祝賀コンサートに出演。2010年と2011年に行われた、第2回・第3回オーケストラアンサンブル金沢主催の井上道義氏による指揮者講習会ではリレーコンサートに出演。広島交響楽団、静岡交響楽団、広島ウインドオーケストラをはじめ、これまでに数多くの管弦楽や吹奏楽の公演を指揮する他にも、オペラの分野では2016年10月に東京都世田谷区の六所神社で行われた、六所の森クラシックコンサート第30回記念公演にてビゼー/歌劇「カルメン」を指揮した。東京音楽大学在学中にはモーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」やJ.シュトラウスⅡ世/喜歌劇「こうもり」を指揮。合唱では、2013年より四街道少年少女合唱団の指揮者として、定期演奏会等の公演を指揮。また、毎年6月に神奈川県で開催される横浜開港祭での「ドリーム・オブ・ハーモニー」公演にて、2016年より3年間にわたり副指揮を務めた。バレエにおいては、2019年7月に千葉県の浦安市文化会館で行われた、ヒラキバレエスクール第35回記念公演にてチャイコフスキー/バレエ「眠れる森の美女」を指揮した。YAO管弦楽団とは、2017年の第12回定期演奏会以来、2回目の共演となる。

 

角岳史 

島根県に生まれる。東京学芸大学芸術課程音楽科卒業。指揮と作曲を学ぶ。1995年よりウィーンに留学し研鑽を積む。1996年より2009年まで(財)日本オペレッタ協会の全ての公演において、指揮者または合唱指揮者として、『こうもり』『メリー・ウィドウ』をはじめとする数多くのオペレッタに携わる。オペラでも、これまで各地の団体でモーツァルトの『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』、ヴェルディの『椿姫』『リゴレット』、プッチーニの『ボエーム』、ビゼーの『カルメン』、フンパーディンクの『ヘンゼルとグレーテル』、團伊久磨『夕鶴』などを指揮。1998~1999シーズンには劇団四季のロングラン公演『オペラ座の怪人』でミュージカル指揮者としても活動。トラや合唱の指揮者、指導者としても各方面で活躍している。近年では、コンサートやオペレッタの舞台のプロデュース、構成演出、台本なども手がけている。現在、東京オペレッタ劇場音楽監督。指揮を井崎正浩、湯浅勇二、松尾葉子、ヴァラディ・カタリン、ルドルフ・ビーブルの各氏に、作曲を故青木祐二、吉崎清富の各氏に師事。

 

松下京介 

オペラ指揮者。香川県さぬき市出身。昭和音楽大学、イタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院、シエナ・キジアーナ音楽院で学ぶ。小澤征爾、広上淳一、チョン・ミュンフン、アルベルト・ゼッダ等著名な指揮者の下、新国立劇場、藤原歌劇団、東京二期会、サイトウキネンフェスティバル等で副指揮、合唱指揮を務めた。 2005年バルトーク国際オペラ指揮コンクール(ルーマニア)第1位、2007年ルイージ・マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール(イタリア)第2位を獲得。 これまでに藤原歌劇団「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「カルメン」「椿姫」「ランメルモールのルチア」、ミラマーレオペラ「愛の妙薬」「コジ・ファン・トウッテ」、日本オペラ協会「夕鶴」、広島オペラルネッサンス「魔笛」、昭和音楽大学オペラ「愛の妙薬」「ピア・デ・トロメイ」「ファルスタッフ」、文化庁「本物の舞台芸術体験事業」オペラ公演、ミューザ川崎フェスタサマーミューザ、第21回山口国民文化祭「オーケストラの祭典」等を指揮。また日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、大阪交響楽団、広島交響楽団等、国内の主要オーケストラを指揮した。海外での活動も多く、ウィーン国立歌劇場、リセウ大劇場、トリノ王立歌劇場、ネーデルランドオペラ、モンテカルロオペラ等、数多くの劇場で研鑽を積み、「リゴレット」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「パリアッチ」「フィガロの結婚」「ファルスタッフ」等の公演をヨーロッパ各地で指揮した。イタリアのオペラ専門誌「L’OPERA」誌上で好評を得る等、評価も高い。2009年10月、ロハ・シンフォニーオーケストラ(エクアドル)を指揮。 イタリアオペラの指揮を得意とし、音楽的な分析に加え、台本の解釈や発音から生まれる表現などを重視した音楽作りをモットーとしている。演出家、音楽スタッフからの信頼も厚い。 第34回川崎市アゼリア輝賞、2009年3月には香川県文化芸術新人賞を受賞。2010年7月より地元さぬき市のふるさと大使に任命される。東京音楽大学指揮科助手、東京二期会オペラスタジオ講師を務め、現在昭和音楽大学・大学院講師。

 

水戸博之 

1988年北海道出身。東京音楽大学、及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典各氏に、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆各氏に、音楽理論を伊左治直氏に師事。在学中、サントリーホール主催レインボウデビューコンサート21に出演。千葉県東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。また、井上道義指揮者講習会にて優秀者に選抜され、入賞者によるリレーコンサートにてオーケストラアンサンブル金沢、金沢大学管弦楽団を指揮。これまでに京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団などに客演。副指揮として日生劇場、藤原歌劇団のオペラ公演に参加。 また、東京混声合唱団とも共演を重ねており、これまでにNHK交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に同合唱団の合唱指揮者として出演する他、定期演奏会や文化庁主催の巡回公演に出演する。現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、八王子ユース弦楽アンサンブル副指揮者。2016年よりNHK交響楽団よりパーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタントに任命され、ヤルヴィ氏が指揮する同団の公演に携わる。

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